2015 Septembre

 


 
 
ヴェトナムに旅行に行って以来、香草たっぷりのヴェトナミアンは我が家の定番 に。パリに戻ると必ず行くこのレストラン、チャイナタウンにありなが ら白を 基調にした落ち着いたインテリア、静かでお料理も端正で美しい。青いパパイヤ のサラダやPHO、温かなココナツミルクとタロイモのデザー ト、どれもとて も丁寧に作られていて体にも良さそう。

 

 

 
 
 
我が家のパリの朝食はフレッシュな季節のフルーツとサラダが定番。桃やネクタ リン、酸っぱいフルーツは眠っていた体を爽やかに目覚めさせてくれ る。いろ いろな種類の香りの強い葉野菜を合わせて、ビタミンをチャージしつつデトック スにも効果がありそう。

 

 

 
 
 

 

 
 
グラフィックデザイナーのD御夫妻の田舎の家にランチに伺う。子羊のグリルに はお庭で採れたローズマリーを振りかけて。子羊の焼ける香ばしい匂い とロー ズマリーの爽やかな香り、少し冷やした赤ワインがとてもよく合う。自作のチー ズボードには数種類のチーズと食後酒、デザートはお手製のイチ ジクのタルト と濃いエスプレッソ。どれも組み合わせがとても良く考えられていて、いつもの様に自然体でありながらパーフェクト、何より心のこ もったおもてなしに感 激する。食後酒やハーブティーでお喋りは続く・・・素敵な週末の午後。

 

 

 
 
 
パリに着いたばかりの頃からお世話になっているドクターと恒例のランチに。主 人と主人の友人も「せひ連れていらっしゃい!」と。一つ星のレストラ ンのラ ンチは、行き過ぎていないエレガントさと作りこみ過ぎていないお料理が心地よ い。もう28年も友人だけれど、どんな時も本当にお優しいドク ター。昔は何 もかも相談されて本当に困っただろうと、今更ながら恥ずかしく思う。テーブル マナーや言葉の遊び、そんな事も全てドクターから教えて 頂いた。そして一体 どれだけのお客様をご紹介頂いたことか・・・。

 

 


 
 
サンジェルマンのホームのようなお店に長く通って来たので、我が家のレストラ ンのリストに新しいお店が加わる事はもうなかなかない・・・。最近、 珍しく リストインした四川料理のお店は真っ赤な壁が印象的。いろいろな種類の香辛料 が複雑に絡み合った辛さがとても美味しい。

 

 

 
 
レストランのリストが増えないどころか外食する事があまりない我が家。オーベ ルニュ地方のアーティザナル(職人的)なソーシソンやチーズを扱うお 気に入 りのお店のスペシャリテ、ハーブのジュレで固めたハムに季節のイチジクを添え て。モザイクのようで美しい。子羊のグリルにはたくさんの種類 の香りの強い お野菜をミックスしたサラダをお供に。しっかりした食生活こそデザイナーの基 本?

 

 


 
 
小麦製品とチョコレートを頂かない私はおやつもフルーツを頂くことが多い。旬 のフルーツは酵素もビタミンもたっぷり、そして美しい・・・。メイン にサラ ダを頂く時にはソーセージやチーズなどたんぱく質もしっかりれてヴォリューム のあるサラダに。スペインのリオハレタスはサクサクとした食感 がとても美味 しい。

 

 

   
 
 
 
主人が留学していた頃から通っているヴェネツィアのオステリア。私は結婚して からなので24年、主人はもう30年以上?ヴェネツィアらしいシー フードの アンティパストと爽やかなプロセッコが本当に良く合う。小さなイカやカル チョーフィ、サルディン・サオールはイワシとレーズン、松の実の 組み合わせ が絶妙。いくらでも頂けそう。オーナーのお名前が「MOMI」というのもあま りにも偶然で、私はもちろんMOMIご本人は「本当に驚い たよ!」と。お店 に入ってくる常連さんの「チャオ、MOMI!」という声のたびに「彼女も MOMIなんだよ」・・・。いつも温かく迎えて下さる ヴェネツィアのホーム。

 

 


 
 
ヴェネツィアにはプロセッコをちょこっと飲んで、小さなおつまみを幾つ か・・・というスペインのタパスのようなお店が多くて、リストランテの前に アペリティフと言うには美味し過ぎる?こちらももう20年以上通っているホー ム。モッツァレラやオリーブのフリットやカルチョーフィのオイル漬 け、どれ も美味しくてアレもコレも・・・。リストランテまで辿りつける?

 

 

 
 
 
主人の友人のM教授とよく通っていたリストランテ、運河に面したテーブルで頂 くことが出来るのはヴェネツィアならでは。アンティパストの盛り合わ せも素 晴らしく美味しいけれど、あまりにも暗くてよく見えない。キャンドルの明かり と運河の水の音、静かなヴェネツィアの夜・・・。

 

 

 
 
 

 
 
長年通ったホームも懐しいけれど、新しいお店もトライしてみたい。古い映画の ようなオステリアがメインだったヴェネツィアも最近は若い人が始めた ニュー ウェーブとも言えるお店も増えて楽しい。プロセッコの種類も豊富で、アンティ パストも華奢でスタイリッシュ。ヴェネツィアに来たら必ず頂き たい具のたっ ぷり入ったサンドイッチもソフィスティケートされて。シーフードにナッツや チーズ、蜂蜜を合わせたサンドイッチはあまりに美味しくて 同じモノをリピー トしてしまうほど!昔ながらの頑固なおじいさんの居るお店も良いけれど、スタ イリッシュで爽やかなサービスも心地よい。

 

 

 
 
 
 
結婚したばかりの24年前、主人はスイスのマリオ・ボッタ事務所に勤めてい た。その時の同僚G氏とはそれ以来のお付き合い。ヴェネチアの素敵なア パル トマンに泊めて頂いたり、日本にいらした時には私の個展にも来て下さった。ト レヴィーゾの壮大な素晴らしいご実家に泊めて頂いた時には、ヴェ ネト地方の 富の集積を肌で感じる体験にもなった。お父様はカルロ・スカルパの御友人で、 スカルパデザインの小物や家具がそこここにあって、お庭に はジャコメッティ の彫刻が・・・。そんな環境のせいかどこかおっとりなさっていて、ガツガツし たところがなくてゆったりした雰囲気。建築意外もそ の知識の豊富さは「イタ リアの百科事典」のようでご一緒するのがいつも楽しみ。濃厚なホタテ貝の ニョッキや小エビのリゾット、ヴェネツィアの名士 が集うお店らしくクラシッ クなサーヴィスも心地よい

 

 

 
 
 
 
ヴェネツィアからパリへ戻る航路を飛ぶのも4年ぶり?快晴のアドリア海を眼下 に、また一つ元の生活に戻った感じ。プロセッコからシャンパン へ・・・。パ リに帰る実感!

 

 

 
 
 
9月のパリは本当に忙しい。長いヴァカンスが明けて全てがイキナリ始る!ギャ ラリーのオープニングや展示会、プレゼンも迫って何もかもがイッパイ いっぱ い。ようやく月末になって少し落ち着き、チャリティーのロゴをデザインして頂 いたアートディレクターのB氏とピアニストの友人と深夜のディ ナーへ。青森 の弘前にある老舗のお菓子屋さん「ラグノー佐々木」は母の親友のお家。パリの このお店から始ったとか。母を偲ぶ気持ちも込めてご一緒 する。素晴らしく美 味しいサラダに感激する!

 

 

 
 
 
Plats index 私の帰国と入れ違いに主人のゼミの院生がパリへ出発。修士論文のテーマがコル ビジェという事で、出来うる限りのアドレスをお伝えする。数年前のゼ ミ旅行 でご一緒しているので「あのカフェね?」と共通の思い出があってプランも立て やすい。リクエストに応えて今晩のメニュウはクスクスに。私は 疲れていたけ れど希望いっぱいの彼らが美味しい!とにたくさん食べて下さって、すっかり元 気を貰う。 page top

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